皆さま、明けましておめでとうございます。

写真は2016年大晦日の芦見谷芸術の森です。
夏には、
草が伸び放題だった小屋の前庭、
あんなに悩まされた虫たちも、
蛇もトカゲも生き物の気配がすっかり途絶えて、
山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
小倉百人一首にある歌がピタリな風景ですが、
この歌を詠んだ源宗于朝臣は、貴族で都人だからか、
どうも、冬を寂しい悲しいものとしてのみ歌い、
ネイティブアメリカンのような、循環する自然の偉大さを称えるスケールは無かったようです。
こうして一度しっかり枯れるから清々しい、
人間の欲が肥大して、世界が益々混乱しても、
春にはまた再び若芽がぐんぐんびゅうびゅう伸びる、
循環する命、
自然はやはり偉大です。
おででこ、2016年は多忙でした。それぞれ違った作品の公演が、八月までに計4本。並行して京都芦見谷の企画もあり、ワークショップも有り。無茶だなと思った高いハードルも、何とか越えることが出来たのは、協力、応援して下さった皆さまのお陰です。心から御礼申し上げます。
2017年のおででこも、難しい事に挑戦します。挑戦するってしんどいんですよね。でも、挑戦するチャンスが有るのは有り難いことです。ハードルを飛び越える為に挑戦しましょう。飛び越えてるふりして実は押し倒してない?実はぶち壊してるよ?とか、飛び越えたって言い張ってしまえば良いんだ!みたいな、最近の政治家のような恥ずかしいことはやめたいものです。
今年のおででこは、「緻密に 丁寧に 柔らかに 飛ぶ」
現在、飛ぶ為のインナーマッスルを養うワークショップを進行中です。
2017年のワーク初稽古は1/7(土) 13:30-17:00
「自由な体の獲得と、その体から発話する確かな技術」
問合せ、申し込みは→サイト内お問合せ
今回は、11月から2月までの4か月間で一区切りですが、
1月からの途中参加も歓迎です。
自分の肉体の隅々までが、あなたの表現の道具です。
演技をするって実務的なもの。分析と理論も大切ですが、頭だけじゃ何ともなりません。
おででこワークショップで特にこだわっているのは、
「身体の隅々までを、貴方が表現したい”何か”に参加させているか」ということ。
何故って?素晴らしい俳優たちは、世界中どの国の俳優もそうしているから。
特に、寒い冬は身体がどうしても縮こまる。
身体も声も芯から温めて緩めて、縮こまった身体を大きく使ってあげる。
観る者の胸を打つ表現者に共通しているのは誠実さに有る。
身体も、感情も、感性も、知性も、生身の人生の経験も、
自分の全てを惜しげもなく、その瞬間の自分の役割に持ち込む誠実さ。
口で言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。
難しいから挑戦する。
春には(いざという時には)若芽がびゅうびゅう伸び出るように、
冬には冬に相応しく、おででこで表現者のインナーマッスル強化。
おででこはワーク参加者の中から、本公演に多数キャスティングしています。
その理由は勿論、おででこの創作方法を共有している者同士なら、ずっとず~と深い物創りが出来るからです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

写真は2016年大晦日の芦見谷芸術の森です。
夏には、
草が伸び放題だった小屋の前庭、
あんなに悩まされた虫たちも、
蛇もトカゲも生き物の気配がすっかり途絶えて、
山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
小倉百人一首にある歌がピタリな風景ですが、
この歌を詠んだ源宗于朝臣は、貴族で都人だからか、
どうも、冬を寂しい悲しいものとしてのみ歌い、
ネイティブアメリカンのような、循環する自然の偉大さを称えるスケールは無かったようです。
こうして一度しっかり枯れるから清々しい、
人間の欲が肥大して、世界が益々混乱しても、
春にはまた再び若芽がぐんぐんびゅうびゅう伸びる、
循環する命、
自然はやはり偉大です。
おででこ、2016年は多忙でした。それぞれ違った作品の公演が、八月までに計4本。並行して京都芦見谷の企画もあり、ワークショップも有り。無茶だなと思った高いハードルも、何とか越えることが出来たのは、協力、応援して下さった皆さまのお陰です。心から御礼申し上げます。
2017年のおででこも、難しい事に挑戦します。挑戦するってしんどいんですよね。でも、挑戦するチャンスが有るのは有り難いことです。ハードルを飛び越える為に挑戦しましょう。飛び越えてるふりして実は押し倒してない?実はぶち壊してるよ?とか、飛び越えたって言い張ってしまえば良いんだ!みたいな、最近の政治家のような恥ずかしいことはやめたいものです。
今年のおででこは、「緻密に 丁寧に 柔らかに 飛ぶ」
現在、飛ぶ為のインナーマッスルを養うワークショップを進行中です。
2017年のワーク初稽古は1/7(土) 13:30-17:00
「自由な体の獲得と、その体から発話する確かな技術」
問合せ、申し込みは→サイト内お問合せ
今回は、11月から2月までの4か月間で一区切りですが、
1月からの途中参加も歓迎です。
自分の肉体の隅々までが、あなたの表現の道具です。
演技をするって実務的なもの。分析と理論も大切ですが、頭だけじゃ何ともなりません。
おででこワークショップで特にこだわっているのは、
「身体の隅々までを、貴方が表現したい”何か”に参加させているか」ということ。
何故って?素晴らしい俳優たちは、世界中どの国の俳優もそうしているから。
特に、寒い冬は身体がどうしても縮こまる。
身体も声も芯から温めて緩めて、縮こまった身体を大きく使ってあげる。
観る者の胸を打つ表現者に共通しているのは誠実さに有る。
身体も、感情も、感性も、知性も、生身の人生の経験も、
自分の全てを惜しげもなく、その瞬間の自分の役割に持ち込む誠実さ。
口で言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。
難しいから挑戦する。
春には(いざという時には)若芽がびゅうびゅう伸び出るように、
冬には冬に相応しく、おででこで表現者のインナーマッスル強化。
おででこはワーク参加者の中から、本公演に多数キャスティングしています。
その理由は勿論、おででこの創作方法を共有している者同士なら、ずっとず~と深い物創りが出来るからです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。